【Word】図表やキャプション(説明文)を挿入する方法

 

 今回、初めて記事を書きます。私は技術者として20年以上、Wordを使って技術報告書(メモ)を書いてきましたので、そのメモを書くノウハウをご紹介します。第1回は図表、キャプション(説明文)及び図番号の挿入を解説します。

 これまでの経験で、Wordで図を挿入したものの、意図通り留まってくれず、他のページに移動してしまう問題(崩れてしまう)に悩まされました。この対策として、表(罫線)を挿入して、その枠内に図を挿入しました。自分で試行錯誤してたどり着いたノウハウで、他では見たことがないので、私のオリジナルかもしれません。

 また、図番号をとりあえず仮に記入しますが、後から順序を変えざるえませんので、すべてやり直すとともに、図に付属する番号と文章中に挿入する番号を紐づける、煩わしさがありました。そのような課題については、wordの機能がきちんと備わっています。

以下に作成した例を示します。

次に、作成手順を説明します。

【罫線と図の挿入】

Wordを起動します。

①メニューにある挿入を選択します。

②表をクリックします。

③ウインドウに表示された格子をドラッグして、2行2列として、表を挿入します。

以下のように、2行2列の表が挿入されました。挿入したい図をコピーしてから、第1行第1列の枠内にカーソルを移動して、貼り付けます。第1行第2列も同様です。第2行第1列には、(a)箱根など名称を記入します。第2行第2列にも同様に、(a)諏訪など名称を記入します。

【図番号の挿入】

図番号を挿入したい箇所(表の下側)にカーソルを持っていく(クリックする)。

①メニューにある参考資料

②図表番号の挿入

③ウインドウ中央にある、ラベルのプルダウンをクリックして、を選択

④自動でカウントアップされた図番号が表示されるので、確認してウインドウの下側にあるOKを選択

(図1が挿入されました。)

挿入された図1の右側に、スペースをいくつか入れてから、景色など名称を記入します。

 

 

【図番号の使用】

次に、挿入した図番号を文章中で使用します。

 

①メニューにある参考資料

②相互参照

③ウインドウの左上にある、参照する項目のプルダウンをクリックして、を選択する。

④ウインドウの下側にある、図表番号の参照先で、参照した図を選択して、反転表示させる。

⓹ウインドウの右上にある、相互参照の文字列のプルダウンをクリックして番号とラベルのみを選択

⑥ウインドウ最下部の挿入をクリックする

(文章中に図1が挿入されました。)

 



 複数の図の順序を並べ替えた場合など、自動的に番号を更新してくれますが、更新しない場合があるので、文書全体を全選択して、右クリックしてフィールドの更新を選択します。



【罫線の非表示】

見栄え上、罫線(枠)を表示しないほうが自然だと思いますので、その場合は、

表全体をドラッグで選択

①罫線のアイコンを選択

枠なしを選択

 


ぜひ、報告書を作成時などに本手順を試してみてください。